Aqua Timez様
こんにちは、teamAQUAいよです。皆さんに手紙を書くのも何回目になるでしょうか。自分の近況ばかり書いていた気がしますが、そんな手紙を書くことも、これが最後になると思うと、悲しいです。そもそも私は字が下手なので、書くことが嫌いです。それでも手紙を書いてしまう位、繋がりや想いを伝えたくて、今回も手紙を書きました。そしてAqua Timezが解散と知り、書かずにはいられませんでした。
私はAqua Timezのことを、「等身大のラブソング」が話題になっていた時代、幼馴染に教えて貰ったのがきっかけで知りました。その時は「なんて懐大きい男らしい曲!素敵!こんな人と付き合いたい!」と思ってて等身大のラブソングだけをリピートしていて、他の曲はメロディだけで歌詞までちゃんと聞いてませんでした。「風をあつめて」が発売された時、いつもいい曲出すからちゃんと聴いてみたいなと思い、今までレンタルでしたが、その時はなけなしのお小遣いを貯めて買いました。CDプレイヤーの前で歌詞カードをじっくり見ながら、まず1曲目の1mmを聴いた時の、全身の血が騒ぐような衝撃を今でも覚えています。
風をあつめてを買った当初は高校生で、運動も勉強も秀でるものはなく、のめり込むほど夢中になれるものもなく、学校での友達付き合いも嫌われまいと何処か壁を作ってしまい上手くいかず…他人のいい所はたくさん見つかるのに、自分は嫌なところしか無くて、他人と比べられるのが嫌なのに、自分が一番自分と他人を比較して…あんな風に生きられたらいいのにと悩んで孤独と劣等感を感じていた時期でした。自分は恵まれた生活をしてるんだろうと頭で分かっていても、"ここ"から抜け出したくても抜け出せない、今思えば自分が分からない事が苦しかったんだと思います。
-僕だけじゃないはずさ 行き場のないこの気持ちを、居場所のないこの孤独を 抱えているのはー
決意の朝に
そんな私をAqua Timezの音楽は、完璧を目指すレールの上から下ろしてくれました。
恥ずかしながら、それまで私は私の事を誰も理解できない世界で1人ぼっちなんだと悲劇のヒロインばりの事を考えてましたが、孤独なのは自分だけじゃないと思えて安心したし、ヘタクソでも少しづつ前に進もうと勇気づけられました。それは陽だまりのようにそっと背中を温めてくれたような。
初めてのLIVEは2007年の高崎clubFLEEZ。すごく楽しくて、特にMr.ロードランナーが印象に残ってて更に好きになりました。今やAqua TimezのLIVEも40回以上参戦しましたが、LIVEでMr.ロードランナーのイントロが流れると、つい声が出てしまいジャンプし過ぎて筋肉痛になります。(いい意味で)
LIVEの楽しさを沢山教えてもらいましたし、
CDを聞いてLIVEに行ってからまた曲を聞くとLIVEの日のことを思い出しますよね。
LIVEに通ったりSNS通じてほかのteamさんと仲良くなれたり、グッズを端から端まで買って、ピンキーを買って当たるイベント行きたくて箱買いして、知らない遠い土地まで行く楽しさを知って、メンバーのパペマペ作ったり、ぐんまちゃんダルマなど企画をして更にteamさんと知り合い増えて、
気づいたら群馬から東京まで電車や新幹線を使って1人で行くのはもう慣れました。それらはとても尊い時間でした。
Aqua Timezはどうしようもない私を引っ張るでもなく、デカい夢の世界に連れてくでもなく、暗い気持ちを共感するだけでなく、共に寄り添い時にはしゃがみこんでも、また共に歩む、友達のような、家族のような存在です。LIVEに行くとホッとするのです。LIVEに"行く"のでなく、"帰る"感じがして「ただいま」と言いたくなるほどです。
太志さんは「完璧に歌えた方がカッコイイと思うけど」って言ったけど、完璧をめざす必要ないし、上手いとか、下手とか関係なくて、太志さんが太志さんらしく、Aqua Timezらしく寄り添い共に悩み歩む、人間臭さのあるバンドだったからこそ私はずっと愛せているんだと思います。
私が小学生の頃、父が「みんなが同じように成績良くて運動出来て、友達沢山いてみんなに好かれるような明るい人間だったらつまらないでしょ?」と私に言いました。その頃はその言葉の意味がちゃんと分かっていませんでしたが、Aqua Timezの音楽と出会って、父が言った言葉の意味が理解出来た気がします。誰と比べるのではなく「自分らしく生きたい」と思えるようになりました。
今や私も29歳。
解散と聞いて受け入れられず、受け入れたくなく、ジワジワ実感してくるものの…。
PiPツアーで高崎clubFLEEZのLIVEに行った時は、もうここには来ないんだなと思うと、終演後に放心状態から、泣きすぎて過呼吸になりました。
それにLIVE前のワクワクとか、LIVE後のハイテンションとか、teamAQUAで共有することが無くなる、その中心にあってたAqua Timezが無くなるんだなと思うと、寂しくてしょうがないです。
太志さんの少年のような無邪気さ、mayukoさんの天然トーク、大介さんの優しさ、TASSHIの真面目さゆえのいじられキャラ、OKPの日本語ベタと熱意…仲のいい5人がホントに大好きで、作る空気感が暖かく優しい、5人に会えなくなる事が何より寂しくて辛いです。
前を向いた方がいいんだろうけど、辛くて立ち止まってしまう時、隣で一緒にしゃがみこんでくれたのがAqua Timezでした。だから、悲しい時は泣いてもいいよね。
最後のlast dance
夫と一緒に行きます。
Aqua Timezのみんなで話し合って決めた事だから、解散取りやめとか早々に再結成とかないんだろうなと思うけど、個人的には何時でもWelcomeです。
今まで他のアーティストのCD買ったり曲聞いたりLIVE行ったりはしたけど、Aqua Timezほどの夢中でのめり込むものはなかったし、出会えた事で人生素晴らしいものになりました。これからもずっとAqua Timezの事を愛していると言いきれます。ずっとずっとずーと大好きです。出会えた事、愛した事を誇りに思います。
解散してしまっても、Aqua Timezに救われた気持ちは無くならないし、楽しかった時間に変わりありません。Aqua Timezに出会えた私の人生は幸せでした。思い出を胸に刻んで私も私の、今を後悔なく楽しめるようにこれからを生きたいと思います。
だからOKPさん、mayukoさん、大介さん、TASSHIさん、太志さん、みんなこれからの人生を、ヘタクソでも自分らしく後悔ないように生きてください。いつまでも笑っていてほしい、幸せでいてほしいと心から願っています。Aqua Timezがいた事で私が幸せになったように、teamAQUAがいた事でAqua Timezのみんなが幸せになれていたとしたら、私の事を、私たちの事を時々でいいから思い出してくれたら嬉しいです。
大丈夫だよ、ここにいるから。
大丈夫だよ、何処にも行かない。また走り出す時はみんな一緒。
私も腹くくって、Aqua Timezの最後を最後まで見送りたいと思います。
まとまらない長文になりましたが…
今まで本当にたくさんの感動、想い、楽しい時間、思い出、出会いを、ありがとうございました。感謝してもしきれません。
これからも、健康だけには気をつけて。またどこかで会える事を願って…。
応援し続けます。
一生teamAQUAいよ